「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

  HARRY POTTER and the Prisoner of Azkaban

  ショート・バージョン

  絵と文:ふましんいち

 (2004/07/12)


  

  

 

 

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夏やすみ・F坊の絵日記帳

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 まいにちあついひがつづきます。ぼくはあせをびっしょりかきながら、めがねやさんにめがねをつくりにいきました。きゅうにめがわるくなったからです。でも、なつはめがねをつくるにはさいあくのきせつです。ふくいちまいよけいにきているのもイヤなのに、かおにめがねがのっているのはじゃまでしかたありません。さいしょははじめてのめがねだったのでワクワクしましたが、すぐにうんざりしました。めがねやのおねえさんはそんなぼくのきもちがわかったようで、いまにんきのヨンさまもめがねをかけているといってくれます。でも、ぼくはおばさんじゃないからヨンさまなんかどうでもいいです。おねえさんもおばさんじゃないからヨンさまなんかどうでもよかったみたいです。それでおねえさんはつぎに、ハリー・ポッターもめがねをかけてるよといってくれました。ハリー・ポッターならぼくもすきかなとおもったみたいです。でも、ぼくはハリー・ポッターもべつにすきではありません。だからどうでもいいとおもいました。

 だいたいよくかんがえたら、ハリー・ポッターはまほうができるのに、なぜめがねをかけているのかな? まほうでめがよくみえるようにすればいいのにな。

 あたらしいえいがの「アズカバンのしゅうじん」でも、ハリー・ポッターはばんのうじゃありません。こわいおもいをします。まほうがつかえるというだけでなく、うまれつきまほうのてんさいなのに、ハリー・ポッターはこわくてびくびくしています。なんでだろう? きっとまほうはばんのうじゃないんだな。そうおもったら、ハリー・ポッターにしたしみがわきました。

 やっとできためがねをかけたら、すごくよくみえたでびっくりしました。ぼくのおどろくかおに、めがねやのおねえさんもまんぞくがおです。ぼくはこのめがねはまほうかもしれないとおもって、ときどきこっそりかけることにしました。おしまい。

 

 

 

 

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