「スター・ウォーズ」の逆襲 !

"STAR WARS" Strikes Back !

「スター・ウォーズ/エピソード1:ファントム・メナス」

"Star Wars - Episode 1 : The Phantom Menace"


Every generation has a legend...

新世代からのコメント

From the Younger Generation

今回の「スター・ウォーズ」ブームを支えているのは、明らかにリアルタイムで第1作を見ているはずもない若い世代の人々です。彼らの目には今度の「エピソード1」、そしてブーム全体が一体どのように見えているのでしょう? ここではこうした世代の代表として、お二人の方に参加していただきました。まず名古屋の女子大生の無花果(いちじく)さんが「エピソード1」への熱い思いをつづったエッセー。実は今回の企画は、この方が「エピソード1」の試写会に行ったというメッセージを、あるホームページの掲示板に送ったところからスタートしました。そして、現在、実際に映画館(ワーナーマイカル新百合ヶ丘)でアルバイトをされている大学生のもりしさんによる、「エピソード1」先々行レイトショー・ルポ。お二方とも卒論に就職活動にとご多忙な中、わざわざ貴重な時間を割いてご投稿いただきました。


 

 ルーカスさん、早く続きを撮って下さい!

 I Can't Wait for Next One So Long, Mr. Lucas !

 無花果(いちじく)

 by Ichijiku

 

 私は旧三部作を、映画館で観ていない世代の者です。ですから、当時の「スター・ウォーズ」がどれほどの感動を人々にもたらしたのかは、実はよく分かりません。ただ、私が旧三部作を初めてビデオで観たとき(SFXの映像には、正直がっかりしたものですが)、そのストーリーの面白さにハマリました。そして、技術的な限界は感じられるものの、ルーカス監督の伝えようとしている夢のようなSF世界が映像の向こう側に見え隠れしていたような気がします。

 今回、「スター・ウォーズ」が新三部作として再び作られる、しかも全部で9作の予定だと言うことを耳にしたとき、私は本当に嬉しくなりました(*注1)。もう終わってしまったと思っていた「スター・ウォーズ」世代の中に、自分も入ることができるとわかったからです!

 しかも、『新たなる希望』の一世代前の話から作るというのがイイ!! ダース・ベーダ−がまだかわいい少年だった頃の話なんて・・・これを聞いただけですごく観たくなりました! 『絶対ストーリーがおもしろいはずだ!』と思ったわけです。

 そして、試写会のハガキを送ったところ見事当たりまして、「スター・ウォーズ エピソード1」の試写会を、天にも昇るような気持ちで観に行ってきました!

 まず改めて思い知らされたのが、スター・ウォーズ人気。この試写会というものを、普段コンサートをやるような大きなホールで、しかも1日に3回上映するとは! 上映2時間前から長蛇の列ができていたことにも驚きました。さすがですね。

 

 さて、内容はというと、いろんな事が起こるあたり、まさに物語の‘始まり’という感じがして、終始ワクワクしながら観ていました。そして、随所に仕掛けられた「あっ。」と思わせる結びつきの数々! この「あっ。」と気づくのが楽しいんじゃないかと思います。

 見たこともない生物や宇宙船は、映像が美しいこともあって、見事に私を別世界へと連れていってくれました。

 まず、(ユアンの後ろ髪は見なかったことにするとして、) クィーン・アミダラの格好! 最初はそれこそ、「変な髪形ー!」だったのが、ストーリーにのめり込むにつれて、その寸分の乱れのない統一された芸術作品ともいえる彼女を、うっとりと見つめてしまっていました。恐るべし・・・!

 それに、乗り物がカッコイイ! オモシロイ! 私のお気に入りは、アナキン少年のポット・レースでの乗り物!(名前は忘れてしまいました・・・)変な乗り物なんだけど、走り出したら迫力満点!! あのアナキン少年のかわいさとは対照的な、地面スレスレを猛スピードで駆け抜けていく彼の大胆な走り(?)からは、もう目をそらせません。へんてこりんなクリーチャーもいっぱい出てきました。外見はへんてこりんなんだけど、中身は「こういう人、いるいる!」って感じる生物もいたりして。この辺りがまた楽しいですね。

 

 しかし、ずっと浸っていたい世界もいつかは終わってしまう・・・。特にこの映画は、終わったあと『えっ、もう終わり?』と、何ともいえない気持ちが強く残りました。きっと、この先があると知っているだけに、どうしても続きが気になってしまうんでしょうね。観終わったすぐそばから次回作が楽しみなんて・・・。まるでドラマの第1作目だけを観たようでした。

 

 思えば、旧三部作はまとめてビデオで観た私。その時は変な話、スッキリ感がありました。果たして今回、私はエピソード2が出るまで我慢できるかどうか・・・。これは全9作揃ったら、すっごくおもしろいんだろうなぁ。一つずつ揃うことによって、さらに面白さが増していく映画だと思います。とにかく・・・・、

 ルーカスさん、早く続きを撮って下さい!

 これからが楽しみな映画です。

 

(*注1)もともと9部作であると言われてきたが、ジョージ・ルーカス自身は来日記者会見ならびに「ニュースステーション」の番組の中で、「あと2本」すなわち全部で6本を製作するのみであるとコメントしている。

 

 無花果さんも常連の、友人ナツメグさんのサイト。映画評も充実!

 natumegu@planet

 http://village.infoweb.ne.jp/~fwie0442/

 


 

 ある映画館スタッフの「エピソード1」先々行レイトショー ・ルポ

 "Episode 1" Lateshow Report of a Theater Staff

 もりし

 by Morishi

 

EPISODE 1 「えっ?もう完売?」

 朝10:00からの『ゴールデン・ボ−イ』を見るため、9:50頃に劇場に行ってビックリ! なんともう『スターウォーズ』の先々行レイトショーのチケットが完売してました。だって、劇場のオープンが9:30、僕が劇場に着いたのが9:50・・・たった20分で!! チケットを買うための徹夜組もいて、「争奪戦になるな」とは思ってましたが、わずか20分で完売とは・・・。昼頃までは残ってるだろうと思ってたのが甘かったです。それにしても、上映まであと8時間もあるというのに・・・。

 

EPISODE 2 「今頃届くなよ〜〜」

 さぁ、16時になったので気合いれてバイトがんばろう!と思ったら、みんな忙しそうに作業してる。「何やってるの〜?」と聞いたら「『スターウォーズ』グッズに値札はってるの」だって。あ、そういえば今日はグッズの特設コーナーを作るんだっけ・・・って、えっ!グッズ今日届いたの? 嫌がらせじゃんそんなの、と思ってるヒマもなく、僕も値札はリをつけました。特設コーナーのオープンは17時、今は16時、1時間しかないじゃん! しかも膨大な量のグッズの数々・・・。Tシャツやライトセーバー、フィギュアなど大きいものから、キーホルダー、ボールペンなどの小さいものまで何種類あったかわかりません。その一つ一つにスーパーなどで見かける値札シールを専用の道具で貼っていきました。かなりのスピードで貼っていったのに一向に終わりません。そのうち特設コーナーのオープン時間になっちゃいました。値段を貼りながらグッズを売るという、「おいおい、そんなんでいいのか?」と思いながらも、今はそんなこと言ってられません。おまけに特設コーナーは超混雑。なかには「ダーズモールのフィギュアあるだけ全部ください」って言う人も現れて・・・。さすがに「お1人様おひとつで・・・」って断ったらしいですけど、そのくらい人気がありました。

 

EPISODE 3 「さぁ、いよいよ」

 18:30、劇場内の掃除も終わり『スターウォーズ』入場の準備が整いました。きっと入口では大勢のお客さんが待ってるだろうなぁ、入口は込みあうだろうなぁ、と思ってましたが、拍子抜けするくらい少なかったです。たしかに全席指定制で整列はなく、上映1分前に入場してもオッケーなんですが、人気が人気だけに整列がなくても、大勢のお客さんが待ってると思ったんです。上映10分前、18:45になってもまだ全体の約6割くらいしか埋まってませんでした。社員と「ほんとに埋まるんですかねぇ」と心配してました。そんな心配をよそに、その後からどんどん混み始めました。お客さんの中でもライトセーバーを持った人はかなりいました。ライトは赤と緑が多かったです。中には両端からライトの出るニュータイプのライトセーバーを持ってるお客さんもいて、ちょっとうらやましかったです。買うと¥3 000くらいでしょうか。振りまわして遊んでみたかったです。ライトセーバーもいたんだから、アメリカみたいに仮装してる人いるのかなぁ〜、と期待していたらいました! ダース・モール!! かなり本格的です。黒いマントに顔にはあのペイント。いるんですねぇ、やっぱり。『スターウォーズ』はこうでなくちゃ!と思いました。18:55から10分間の予告も終わり、さぁいよいよ本編の開始です。開始前からうちの劇場の支配人や社員数名が上映に立ち会ってました。こんなにお客さんが入っておいて、映写機がトラブルっちゃたシャレにならないですもんね。緊張の一瞬・・・。「Lucas Film」のロゴが映り、その後「STAR WARS」のロゴとテーマ曲が流れた瞬間、場内は拍手喝采!なかには口笛を吹く人もいてかなり盛り上がってました。450名近くのお客さんがこんなにも一体化したのは、WMC新百合ヶ丘がオープンして初めてのことです。皆さん心の底から待ちわびていたんだろうな、と感じました。トラブルもなく本編が無事開始されたので、支配人もほっとしていたようでした。

 

EPISODE 4 「さらにフィーバー!」

 21:55も前回と同様、入場開始からお客さんがどっと押し寄せるなんてことはありませんでした。徐々に増えていくって感じでした。前の方に座っていた、外国人の方々が持っていたライトセーバーをドリンクホルダーに立ててしまって、後ろのお客さんの邪魔になっていました。「どうしよう、英語で注意したほうがいいのかな・・・」なんて考えながらも、「すみません・・・後ろの方の妨げになりますので・・・」と言ったら「あ、すみません」。なぁ〜んだ日本語通じるんじゃん。ほっとしました。その方たちは劇場内のBGMで『スターウォーズ』のテーマがかかると「おお〜」と拍手してました。BGMに反応したのは外国人の方だけでした。さすが! さて、上映5分前の21:50、うちの社員が1番シアターのステージに上がり、(1)携帯電話はお切りください、(2)ライトセーバーは振りまわさないで下さい、(3)『スターウォーズ』グッズ特設コーナーもありますのでどうぞご利用ください、という3点をお客さんに大きな声で説明しました。するとそこにさきほどのダース・モールさんが登場! ステージ上の社員とライトセーバーで格闘を始めました。なんだかぎこちない格闘の末、社員が勝利!これには場内大爆笑。どうやら社員がダース・モールさんと交渉して、ステージで格闘してお客さんを盛り上げませんか、となったようです。このダース・モールさんは若手のお笑い芸人でもなんでもなくて、ただの普通の男性なんです。ご協力ありがとうございました(^o^) 大爆笑コント(?)も終わり、いよいよ上映開始。この回ではなんと「Lucas Film」のロゴが出ただけで拍手喝采&大フィーバー!! その後のオープニングの「STAR WARS」ロゴでも大フィーバー! 18:55の回よりもさらにフィーバーしてました。

 

EPISODE 5 「今日の感想」

 2回を通してみて、まず感じたのが「今までの映画とは違うな」、ということでした。もう映画じゃないんです「お祭り」なんです。ロビーでライトセーバーを振りまわす人、『スターウォーズ』のTシャツを着てる人、場内一体となっての拍手喝采。もう映画の枠を越えてました。『タイタニック』でも『アルマゲドン』でも『もののけ姫』でもこんな現象は見られませんでした。7/3(土)には先行レイトショーもあります。今回見れなかった人、もう一度見る人様々でしょう。そして、チケット争奪戦・・・。こりゃまたすごいことになるだろうな〜、とひとり考えながら仕事を終えました。

 

 もりしさんの素敵なサイトもご覧ください。

 GRISHAM MAGIC

 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/3655/index.html

 


 

 Every saga has a beginning... 旧「三部作」世代からのメッセージ

 

 Every journey has a first step... 北米での反応

 

 A long time ago in a galaxy far, far away... 鑑賞の手引き

 

 May the force be with you... 撮影現場からの証言

 

 The Phantom Menace 映画館主・Fはこう見た

 

 

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